ターザン沼にはまった私が教えるターザンの楽しみ方

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こんにちは。ロマンス小説が好きで夜な夜なロマンス小説を読み漁っているむらこです。

こんなロマンス小説好きのわたくしですが、ある日「ターザン沼」へはまりました。「ターザン」といっても筋肉大好き系の雑誌ではございません。サルに育てられたワイルド系イケメンとジャングルで恋に落ちるアレです。

実はターザンについての予備知識がまったく無く「いくらイケメンでも中身がゴリラとの恋なんてありえないわ。けっ」って思ってました。きっと私と同じくそう思っている方も多いでしょう。

ここではっきりしておきますが、ターザンの中身はゴリラではございません。実はインテリで爵位のある貴族だったりしちゃいます。

ターザン沼におちてしまい、過去のターザン映画を見漁った私が、ざっくりターザンの魅力をご説明します。

入口はロマンス小説

ターザンは100年以上前から映画化やドラマ化され、タイトルは40タイトル以上になります。近年ではディズニーでもアニメ化され、色々なルートでターザンに触れる機会は多かったんじゃないでしょうか?

そんなわたしは前に述べた通り「ゴリラとの恋なんてありえない」派だったのでどの作品にも手付かずでした。そんな時であったのが、Love in the Wild: A Tarzan Retelling (English Edition)です。

夜な夜な読み漁っていたロマンス小説の中の一冊で、たまたま手に取った現代版のターザン。

通常、作者あとがきは本の巻末にあるものですが、この本は冒頭にありました。そして作者の溢れるターザン愛が感じ取れました。作者はターザンと恋人のジェーンの恋を最高にピュアでロマンチックだと表現をし、その原作のターザンに憧れてこの作品をしたためたと言うのです。

言われてみたらその通り、これだけ長い間リメイク重ね人々から愛されている作品なのでどこかに愛されポイントがあるに違いない。ターザンてただのゴリラではないのかもしれない。その思いを胸にターザン沼へと突き進んだのでした。

ターザンはゴリラではなく貴族様

映像作品のイメージが強いターザンですが、原作は小説です。日本版は既に廃盤になっていました。残念。

一番びっくりしたことは、「えっ、ターザンてただのゴリラじゃなくて実は貴族なの?」でした。なんでしょう、シンデレラもびっくりなシンデレラストーリじゃないですか。

原作ではなんとターザンはゴリラではなく、知的で言葉も通じます。むしろ語学にたけていて何か国語も操り動物の言葉つかいこなすハイスペックぷり。

そして超人的な肉体と持ちナイフ一本でライオンを仕留めるチートっぷり。物語が進むと、いつの間にか老化もしなくなり不老不死説まで現れる、そのうえいつの間にか爵位を取り返し貴族に返り咲いている、100年前の時代の妄想をとにかく詰め込んだチートキャラ、それがターザンなのです。

これには納得です。いつの世も、ロマンス小説のヒーローはチートなイケメンです。いつの世の女性もオーバースペックなありえないイケメンに胸を躍らせていたのかと思うとロマンス小説好きとしては胸が熱くなります。

ロマンスよりも動物をドーン

数あるターザン作品でも見ておきたいのが猿人類ターザン(1932)です。日本だと昭和一桁の時代の作品。小津安二郎がサイレント映画撮ってた頃ですね。

この作品内だとターザンは言葉の通じない常識もない意思疎通が難しい、まさしく中身はサルです。映像の派手さとストーリー性を両立できなかったんでしょう。

まだ見ぬアフリカってこんな場所なのかな?とこの時代の人になった気持ちでこの映画を見るとウキウキします。たくさんの動物をふんだんに使ったこれはまさしく時代の最先端だったんでしょう。

劇中、ジェーンはターザンとの恋に対して「言葉が通じないって楽しい」と言います。女性にとって制約の多かったこの時代、自由に恋をする。これだけで多くの女性から共感を得たのかもしれません。

ついでに見たいもう一本

猿人類ターザンのヒットを受けて作られた大ターザン(1938)もついでに見ておくと面白いです。

映像がより派手に、よりロマンスが多めになってます。大衆が喜ぶところだけをがっつり追加した感じがわかる、原作おいてけぼりだけど、これはこれで当時を妄想しながら楽しみたい一本。

結局ロマンスはそっちのけ

ターザンは、ロマンスなのかアクションなのかという議論は未だに続きます。

ターザン:REBORNでも、ターザンの知的な部分や設定は原作を尊重していましたが、結局はアクション映画。ロマンスはありがちなハリウッド映画よろしく巻末にチラっと見せてくれるくらいです。

映像でターザンを表現しようとするとどうしてもジャングルが先にくるんでしょう。だから結局アクション大作になってしまう。

でもターザンて少女漫画の要素をがっつり含んだ、チートでハイスペックなワイルド系イケメンとの一目ぼれで恋に落ちるロマンス小説なんですよね。

長く人々から愛されてきたターザン。その分作品数もとっても多くて、その時代時代のターザンを見比べて、その時代の人が何を思い、どんなロマンスを求めていたのかターザンを通して妄想をするのがとても楽しいです。

ぜひ皆さんにもお気に入りのターザンを見つけてほしいです。

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